式神SDKのインストール


1. 動作環境

式神SDKは、Intel X86系のCPUのデスクトップPCまたはノートPCのLinux上で動 作します。その他の動作環境は以下の通りです。

  1. CPU 500MHz以上
  2. 主記憶 64Mbyte以上
  3. 500Mバイト以上の空きディスク、インストール時に一時的に さらに、約180Mバイト必要になります。
  4. X Windowが動作し、日本語を表示できること

動作を確認しているLinuxのディストリビューションは、以下のものです。

  1. RedHat Linux 8.0 (推奨)
  2. RedHat Linux 7.3
  3. RedHat Linux 7.2
  4. RedHat Linux 7.1

2. インストール

    680Mバイト以上空き容量のあるディスク上の任意の場所にSDK関連ファイルを展開します。

    ここではファイルを展開するディレクトリが /usr/sgsdk-2.1、CD-ROMがマウントされているディレクトリが/mnt/cdromである場合の手順を解説します。インストール作業にはroot権限が必要です。

  1. 必要なファイルについて

    CD-ROMの/sdkに置かれている以下のファイルを展開します。

    sgsdkbin.tgz 式神をPC上で開発、実行するための環境
    crosstools.tgz ARM用のクロス・コンパイル用のツール、ライブ ラリ

  2. tarファイルの展開

    以下の手順でtarファイルを展開します。

    # mkdir /usr/sgsdk-2.1
    # cd /usr/sgsdk-2.1
    # tar xvfz sgsdkbin.tgz
    # tar xvfz crosstools.tgz
    

    するとsgsdkとskiffというディレクトリが作成され、その下にファイルが展開 されます。

    ディスクの空き容量が小さい場合は、ここでtarファイルを削除します。

    クロス・コンパイル環境が必要ない場合は、crosstools.tgzを展開する 必要はありません。

  3. シンボリック・リンクを作成します。

    Rootディレクトリ直下に、sgsdkとskiffへのシンボリックリンクを作成します。 このとき、root権限が必要になります。

    # ln -s /usr/sgsdk-2.1/sgsdk /sgsdk
    # ln -s /usr/sgsdk-2.1/skiff /skiff
    

3. その他のモジュールのインストール

式神SDKを動作させるには、Xnestコマンドと10ドットの大きさの日本語フォン トが必要です。これらが存在しない場合はインストールする必要があります。

CD-ROMの/sdk/utilsに置かれたRPMファイル、またはダウンロードサイト等で別途入手したものを使用してください。

  1. Xnest
    RedHat Linux 7.1の場合
    rpm -ivh XFree86-Xnest-4.0.3-5.i386.rpm
    
    RedHat Linux 7.2の場合
    rpm -ivh XFree86-Xnest-4.1.0-25.i386.rpm
    
    RedHat Linux 7.3または8.0の場合
    rpm -ivh XFree86-Xnest-4.2.0-8.i386.rpm
    
  2. 10ドット・フォント

    knj10-1.1.tar.gzを展開し、作成されるファイルINSTALLを読んでそれに従っ て、インストールして下さい。